靴擦れしたくない!フィットする靴選定方法

失敗すると地獄を見る靴選び

徒歩旅に欠かせないのが靴!靴を買ってみたけど合わなくて靴擦れに苦しんだ事は誰にでもあるはず。履き慣らしをじっくりできる状況なら良いのですが、時にはそんな事言ってられないケースもあります。

靴擦れはマジで地獄ですよね・・・。普通に血とか出て来て、歩くのが憂鬱でしかなくなります。

ここでは主に歩行時間が長くなるようなアウトドア用の靴(運動靴や登山靴)を想定した靴選定方法を解説します。革靴とかにも使えん事無いでしょうけど、フォーマルな靴なんてボクは人生で通算2週間も履いていないので、よく分かりません。

 

まずは自分の足を知ろう

足の形はいろいろあれど

足の形は十人十色ですが、靴ズレしない靴を選ぶ際に見るポイントは3カ所だと思っています。それは「指先の形状」「指付け根の横幅」「足首の骨」この3つです。順番に説明して行きます。

 

ポイント①指先の形状

人の足で、一番個性が出るのが指先の形状。人の足には大きく分けて以下の3タイプがあると言われています。

まぁあくまでも「大きく分けて」なので、当てはまらない人もいます。ちなみにボクはAとBの間くらいで、親指と人差し指がぴょーんと同じくらい高く、小指にかけて一気に下がっていくような形状をしています。

靴も、よく見ると足先の形状は様々です。先がすぼまっているようなシャープな形状の物や、先が丸っこくてアヒルの足っぽい形状の物まで。靴先の形状は一見して分かる特徴でもあるので、ここを見るだけで選択肢がある程度絞られます

また、自分の足指でどれが一番飛び出ているかを把握する事で、フィッティングの際に意識すべき指が分かります(後述)。

 

ポイント②指付け根の横幅

次に大事なのは、この部分の横幅の事です。

足の縦横比はJIS規格にもなっており、日本製の靴はアルファベットで10段階表記されています。

日本の規格とアメリカの規格を記載したサイトがあったので、リンクを貼っておきます。[外部リンク]海外ブランド靴のワイズサイズ変換表ガイド 靴幅 海外サイズから日本サイズに変換

なお、JIS規格で言うEEが平均くらいだそうです。登山靴は外国製が多いのでJISの表記はされていません(店によってはたまに店側で測定して記載している場合もある)し、あくまでの日本人の平均ではありますが、EEから極端に幅が狭い/広い場合は、「自分の足は幅が狭い/広いんだな」と自覚しておくと、靴選びしやすくなるのは確かです。

なお、親指付け根のでっぱりから、小指付け根のでっぱりを測るのが正しい測定方法だそうです。

 

ポイント③足首の骨

意外とあんまり誰も言ってくれないんですが、ボクはこれが結構大事だと思っています。と言うのも、ボクはたいてい靴擦れは足首周りに出来るからです。

足首の両サイドは骨がボコっと飛び出ていますが、出方には個人差があります左右で差があったりもします。例えばボクの場合は、右足首内側の骨の出具合が左よりも大きいですし、骨自体も太いです。おそらく子供の頃に右足首をひどく捻挫したからじゃないかなと思っています。

 

なので、ローカットの靴(足首が覆われない靴)の場合は、右足首内側の骨に靴の縁が当たらないかどうか、ミッドカット以上の靴(足首が覆われる靴)の場合は、足首の骨周りに余裕があるか・柔らかい素材かどうかをよく見ます。

足首周りは見落としがちなポイントだし、数値での評価方法が無いので感覚になってしまいますが、自分の足首が人と比べてどうか、自分の足首の左右・内外を比べてどうかを普段から観察して、靴選びにも活かすと良いと思います。

 

靴選びは必ずお店へ!

店に靴下を持参しよう

自分がその靴を履く際(徒歩旅の際?)に、メインで履く靴下を持参しましょう。想定している靴下がいっぱいあるなら、厚めの靴下を選んで持って行きましょう。

靴の履き心地は靴下でかなり変わります。普段履いている薄い靴下で「このサイズでOK」と思って購入したら、厚手の靴下を履いた時にキツ過ぎたってのはよくある話です。

 

できれば午後に行こう

徒歩旅は特に、1日中歩くと足がむくみます。靴を購入する時も、できれば足のむくむ午後に買いに行きましょう。

 

面倒だけど椅子から立とう

座ったままだと足に体重がかからないので、足の形状や足首の角度が、立っている時と微妙に変わって来ます。座って履いても、フィッティング時はちゃんと立ち上がりましょう

 

数値はあくまでも目安!

たいてい「自分は何cm」って把握していると思いますが、その数値はあくまでも目安です。靴の縦横比や靴先の形状が違うだけで、普通に1.5cmくらい差ができます

長さ合わせでよく言われるのが、「つま先までしっかり合わせて、かかと側に指1本入るくらい」ですが、この時つま先の指をしっかり意識しましょう。特に、前述した「指先の形状」で自分の最も飛び出した指(平坦型の人は小指)を意識してピンと伸ばしましょう。足指って意識しないとつい丸めてしまいますが、丸めた状態でフィッティングはできません。

アウトドアショップなど、試履き用の傾斜台が用意されている場合は、しっかり有効活用しましょう。特に下りの際、指先(最も飛び出した指)が靴に当たった感触を意識するのがポイント。当たりが強いと感じる靴はサイズが小さすぎるか、形が合っていないかです。すべての指に均等に無理なく当たるくらいが理想です。

なお、ボクは人差し指が一番飛び出ているので、フィッティング時にミスるといざ履いて歩いた時に人差し指の爪が簡単に死んでしまいます

 

できるだけいろんな靴を履いてみよう

とりあえずいろいろ履いてみましょう。徒歩旅ならデザインどうこう言ってられません。足に合うものが一番良いのです。靴を見る目も養われますし、とにかく合ってそうな靴を、いろんなサイズを、片っ端から試しましょう。

 

靴選びまとめ

以上、靴の選定方法まとめでした!

いろいろ書きましたけど、買う時に最善だと思った靴を選んでも、やっぱり靴擦れを起こしてしまう可能性はあります。それでも、何も考えずに選んだ靴よりは早く馴染むでしょうし、その経験は次の靴選定にちゃんとつながります。結局のところ、自分の足を正確に知るのが一番の靴選定方法ですから。自分で把握する以外にないのです。

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