タフ旅人はワセリンを常備しておくべし
タフ旅人のみなさまこんにちは!(タフ旅ってなに?と言う方はこちら)
徒歩や自転車、バイクなど、タフ旅人は長時間同じ動きをし続ける事が多いです。
それによって体にいろんなトラブルが起きるのですが、今回はそんなタフ旅人が抱える問題の多くを解決してくれる救世主“ワセリン”について紹介します!
そもそも”ワセリン”とは
ワセリンは、日本では「石油から得た炭化水素類の混合物を脱色して精製したもの」(日本薬局方名称データベースより)と規定されています。素人にはなんのこっちゃって感じですが、要するに肌に塗っても大丈夫な油脂です。
見た目は透明感のある白で、粘度が高く、ハンドクリーム等よりももっちゃりした感じです。油なのでもちろんベタベタします。保湿や肌の保護の目的で、一般的にも医療用にも使用される製品です。
ワセリンの活用①あらゆる場所の”擦れ”に有効
来る日も来る日も歩いたり自転車に乗ったりすると、あらゆる部位の皮膚が擦れてきます。
徒歩でよくあるのが股ズレや脇ズレ。他にもザックの肩ベルトと肩で擦れたり、男性だとシャツと乳首の擦れ、女性だと下着のタイトな部分と肌の擦れなんかもよく聞く話です。
股ズレは一口に言っても、その人の体型や歩き方、季節などによってもなり方が変わり、太ももが擦れる人やイチモツが擦れる人、足の付け根が擦れる人など、範囲も広いです。
この擦れ、ひどくなると筋肉疲労などよりもよっぽどツラい現象になります。進行すると皮膚が裂けて血が滲むし、擦れるほど活動している時はたいてい汗をかいているので、汗が傷口にしみたりして、地獄を見る事になります。
そんな時、擦れてる部位の肌にワセリンを塗ると、擦れによるダメージがぐっと軽減します。
いつも同じ場所が擦れる事がわかっている場合、事前に塗っておくと擦れ自体を防止出来て更に効果的です。
油分が多いので多少汗をかいても流れにくく、気候が良い時期の歩き程度なら、朝塗っておけば夕方くらいまではもちます。
ワセリンの活用②マメ防止
擦れと似ていますが、ちょっと違うのがマメ。
事前に足全体にワセリンを塗っておけば、マメ防止にも効果があります。
マメ防止に特化した製品ならこちらの記事のプロテクトシリーズがオススメですが、気候の良い時期の徒歩旅程度であれば、ワセリンでも十分効果を発揮します。
ワセリンの活用③乾燥対策
冬の徒歩旅や自転車旅をすると、腿や肩、腕などの肌が乾燥してかゆくなったり、ひどくなるとヒビ割れて血がにじむ事もあります。
ワセリンはそんな肌にも効果あり!油分が多いので肌に塗っておくと、肌が乾燥するのを防いでくれます。
日常使いなら保湿クリームの方が良いのですが、徒歩や自転車で皮膚と衣服が長時間擦れるような環境だと、保湿クリームはすぐに効果が無くなってしまったりします。ワセリンはその点も強いです。
ワセリンの活用④簡易防水にもなる
防水性の無い靴の表面にワセリンを塗布すると、なんと簡易防水になります。
そりゃ、もともと靴に防水性がある方が好ましいですが、古くなってくると靴に防水スプレーを振ってもすぐに防水力が落ちてしまいますし、”今回は水にぬれる事は無いだろう”とタカをくくっていたらそうでも無かったって時に、靴にワセリンを塗ると少々の雨なら浸み込まなくなります。
欠点としては、ワセリンを塗ると靴がべっとべとになって土や葉っぱがくっつきまくる事。やるなら、もうそろそろ買い替えかなって靴にした方が良いです。
ボクは、履き古した靴でトレイルランニングの大会が雨だった時などにやっていました。トレランシューズはもともとあんまり防水性が無い物が多いので、おおいに効果を実感できます。トレランではワセリン塗らなくてもどうせドロドロになりますし。
ワセリンは万能なので薬局に走って!
そんなワセリン、ネットでももちろん買えますが、最寄りのドラッグストアに走ればほぼ確実にあると思います。たまに業務用みたいな1kg売りしかない店もありますけど。
とにかくワセリンはいろんな事に使えて非常に便利なので、タフ旅をやる人は常備しておく事をオススメします!
と言う事で、タフ旅人のワセリンの使い方でした!